朝早いしクッソ寒いだろうし、やりたくないなぁ……
初めてだから緊張するー
いつもと違う特別なことでもするのかな?
寒くなってくると、足が冷えますねー
日頃の稽古で、足裏もひび割れてボロボロになってるんじゃないですか?
痛いし寒いし、もう家でのんびりしてたいってなってます???
私はなってましたねwww
そんななか、追い討ちをかけるかのように、冬限定で「寒稽古」をやるわけです。
正直なところ、朝早く起きんのもしんどいし、回りも真っ暗だし、できれば行きたくない!!!
まあ、日中の時間を自由に使えるっていうのはいいとこではあるんですが……
初めて参加する人は、もしかしたら、ドキドキワクワクしてるかも???
でも、1度経験すると、嫌になる可能性大ですね……
寒い!朝早い!キツイ!の三重苦が揃ってるわけなんですが、なんでそんなことやるんでしょうか?
今回は、私が経験した寒稽古の話と、寒稽古の意味について考えたいと思います!
Contents
寒稽古ってどんなことするの?
さてさて、実際に寒稽古ってどんなことするんでしょう?
私が経験したのは、中学時代だけなんですが、まぁ強烈に印象に残ってますねー
やることはといいますと……
簡単に言っちゃえば、
普段やってる稽古を短時間でギュッと凝縮して、さらにボリュームアップさせた感じ
いやぁー、なんでホントこんなに追い込みたがるんでしょうかねー、剣道やってる人って……
(もちろん、強くなるためっていうのがすべてだと思いますが!!!)
どんなことをやってたかというと、
- 朝5時に集合
- 道場の中を声出ししながら5周ほどランニング
- いつもの素振りより100本前後多い素振り
ーーーー面つけがあってーーーーー
- 通常の切り返し2、3回→30本切り返し→50本切り返し→100本切り返し
- 基本技・応じ技練習(ここはいつも通りでした)
ーーーー少し休憩ーーーー
- 1セット3分で地稽古を1周するまで(うちの場合は、人数が多かったので10回~15回くらいやってました)
- 掛かり稽古1周(1セット20秒、10回~15回)
- 相掛かり稽古1周(1セット20秒、10回~15回)
- 通常の切り返し
ーーーー朝日が昇るーーーー
終わったあとは、教室に行って普段どおり授業を受ける……
流れはこんなでしたかねー
1番張り切ってたのは、顧問の先生
ジャンパー着て竹刀振りながら走り回ってましたからねー
いやぁ、クッソ寒いしクッソキツイし、地獄でしたね……
高校入ってからもやるのかと、ビクビクしてたんですが、私の高校はなかったんです!
はぁ、良かったー
もちろん、やってる高校もあります。
実は、中学校でやる前に、出稽古という形で高校生と一緒に寒稽古をやってました。
そこにはOBOGの先輩や先生方がたくさん!!!
高校生の迫力といったら、ホントスゴかった!
でも、めちゃくちゃしごかれてて、ひきましたね……
でも、そんななか、1つだけ楽しみがあったんです!!!
それは、寒稽古の最終日にやってたお雑煮会!!!
親御さんに協力してもらって、自分たちが稽古してる間に作ってくれてました
いやぁ、美味しかったし、いろんなことが思い出されて格別だったなぁ
というわけで、朝暗いうちからバージョンアップした稽古をして、夜明けとともに稽古を終えるっていうのが、寒稽古です。
寒稽古をやる意味とは?
そんだけキツイ稽古を、クッソ寒いなか朝早くからやる意味ってあるんでしょうか?
考えた人は、どんだけドMなんだよ!
ホント、これ何回も思いました!
だって、普段の稽古だってキツイのに、わざわざ強化版やる必要ないじゃないですか???
でも、やるからにはちゃんと意味があるんです!!!
1つは、寒さにも負けない強靭な肉体をつくるため
もう1つは、強さに磨きをかけるため
ちょうど、冬の時季っていうのは、大会とかがなくて、今までのあなたの剣道を見直すいい機会になります。
この機会に、あなた自身に足りていない部分を強化しつつ肉体強化も図ろう、というわけです。
冬が終わって春になって、3月ごろから大会が少しずつ開催されるようになります。
その最初の大会で、冬に鍛えた成果を存分に発揮する。
実際に、それまで勝てなかった人が勝ち上がったり、1本も取れなかった人が取れるようになったり、効果はあるようです。
必ず勝ち上がれる、とまでは言い切れないですが、少なくとも私自身も勝てるようになりました。
いやぁ、寒稽古に感謝感謝です!!!
冬の木々や草花は、寒さに耐えて春になったら綺麗な花を咲かせる
きっと、それと同じように、剣道の寒稽古も勝利という花を咲かせるために必要なんですね!!!