審査って何するのか全然わっかんない!!!
対策方法も知りたいなー
剣道を始めると審査とは切っても切れない関係になります。
その最初になるであろう審査が「一級審査」です。
一級審査に合格しないと初段審査に進めません……
これは、何としてでも合格しなくては!!!
じゃあ、どうすれば合格できるか?
それは、とにかく基本に忠実に稽古をすることです!!!
ちゃんと先生に教わった通りに出来ていれば、まず不合格になることはないです!!!
私自身も、ちゃーんと基本に忠実にやったことで、一級審査は難なくクリアしています。
今回は、ちゃんと一発で一級審査に合格できるように、審査内容と注意することをお伝えします。
Contents
剣道一級の審査内容は?地域によって内容が違っている!?
剣道の一級審査ではどのようなことをやるのでしょうか?
調べてみると一級審査の内容は各地方代表団体によって異なっているみたいです。
詳しく見てみましょう!
まず、全日本剣道連盟の「称号・段級位審査規則及び細則」には、このように書かれています。
- 級位審査の方法及び運営並びに級位の授与及び登録は、地方代表団体の定めるところによる
- 実技の内容については
- 一級 剣道の基本並びに木刀による剣道基本技稽古法「基本1から9まで」
- 二級 剣道の基本並びに木刀による剣道基本技稽古法「基本1から6まで」
- 三級 剣道の基本並びに木刀による剣道基本技稽古法「基本1から4まで」
つまり、「剣道の基本を習得できているかどうかを各地域の基準で審査してください」ということです。
しかも、剣道の基本って曖昧すぎてよく分かんない!
ということで、参考までに私が所属する地域の例を挙げときます。
<審査内容>
切り返し
相手を変えて稽古2回
木刀による剣道基本技稽古法「基本1~9」
日本剣道形(3本目まで)
切り返しは、面をつけてからのウォーミングアップで八段の先生でも必ずやります。基本中の基本なので審査項目にはうってつけです。
相手を変えて稽古を2回というのは、対戦形式で30秒ほど相手と打ち合いをします。地稽古っていわれるやつです。
木刀による剣道技稽古法は、木刀を使って剣道の基本技をやる、いわば形の演習です。
日本剣道形というのは、より実戦的な形、刀での斬りあいを想定して作られた形の演習です。
私の所属する地域ではこんな感じになっています。
これが他の地域だと、切り返しだけだったりあるいは相手を変えての稽古だけだったりするわけです。
審査内容は各地方代表団体で異なっている!
詳しい審査内容は所属している剣道連盟に確認しよう!
木刀による剣道技稽古法とは?基本的な打ち方をマスターしよう!
級審査でやる木刀による剣道技稽古法「基本1~9」って一体何なんでしょう???
これは、全日本剣道連盟の施行細則にも定められているもの。
なので、どこの地域の昇級審査でもやることになります!
俺、暗記するのめちゃくちゃ苦手なんだよなぁ
大丈夫です!
普段の稽古内容に重なるところが多いので、すぐに覚えられると思います。
木刀による剣道基本技稽古法
動画では最初5分ほどで正しい木刀の持ち方や座り方も教えてくれているので、気になる人はチェックしてください!
流れとしてはこうです。
- 「一本打ちの技 正面・小手・胴・突き」(動画8:00から)
- 「連続技(二、三段の技)小手→面」(動画10:23から)
- 「払い技 払い面(表)」(動画11:37から)
- 「引き技 引き胴(右胴)」(動画12:26から)
- 「抜き技 面抜き胴(右胴)」(動画13:26から)
- 「すり上げ技 小手すり上げ面(裏)」(動画14:38から)
- 「出ばな技 出ばな小手」(動画15:28から)
- 「返し技 面返し胴(右胴)」(動画16:44から)
- 「打ち落とし技 胴(右胴)打ち落とし面」(動画17:54から)
それぞれの詳しい動きを説明するとかなり長くなってしまうので、こちらを参考にしてください!
写真付きで分かりやすく書かれています!
木刀による剣道技稽古法の注意すべき点
基本技1~9で共通して注意するところは以下のとおりです。
- 形稽古は元立ち・掛り手に分かれて行う。
- 元立ちというのは先生役、掛り手は生徒役であるため、動作はすべて元立ちに合わせる。
●構え
・構えはすべて中段の構え。
・右足をやや前に出し、「一足一刀の間合い」(木刀の剣先が少し交わる間合い、一歩踏み出せば相手に打ち込める間合いのこと)に構える。
・剣先は、延長線上が相手の眉間あるいは左目になるようにする。
・構えを解く場合は、木刀を右斜めに下げ、剣先が相手から外れ、刃先が左斜下を向くようにする。
●目付け
相手を見るときは一点に集中してみるのではなく、相手の顔を中心にして全体を見るようにする。
●間合い
立ち合いの間合いは9歩の距離、3歩前進して蹲踞(そんきょ)をしながら木刀を抜き合わせ、木刀の横手あたりを交差させる距離。
●打突
・打突は充実した気勢で、木刀の物打ち部分で相手の打突箇所をとらえるようにする。
・掛り手は元立ちが見せた打ち込みの機会を逃さないように、掛け声とともに打ち込む。
●足さばき
足さばきは原則送り足とし、すり足で行う。
●掛け声
掛け声は、「メン(面)、コテ(小手)、胴(ドウ)、突き(ツキ)」と明確に発声する。
●残心
打突後は、油断することなく相手に正対し、中段の構えに戻って残心(まだ打ってくる気があるなら、こっちもいつでも打てるぞという気勢を示すこと)を取る。
実際に練習するときは、動画を見つつ文字で書かれたやり方も確認していくと理解度が高まると思います!
審査で元立ち・掛り手のどちらになってもできるようにしっかりと覚えておきましょう!
とにかく身体が覚えるまで繰り返し練習すべし!
それが合格への近道です!
剣道一級審査で気をつけることは?合格への秘訣をお伝えします!
剣道の一級審査でやる内容は、各地域で違っています。
でも、一級審査で気を付けるべきことはどの審査会場においても変わりません!
というわけで、私が受審当時、先生に言われたことと私が感じたことで、4点に注意しておけば合格できると思います!
- 防具の着装はしっかりと!
- 礼儀作法はお粗末にしない!相手に合わせて丁寧に!
- 稽古は基本に忠実に!
- 木刀による形は間違えてもやり直せば大丈夫!
それぞれ説明しましょう!
防具の着装はしっかりと!
正しい着装については一級だけに限ったことではなく、それ以降の昇段審査でも当然のように見られています。
結び目がほどけないようにしっかりと結ぶこと!
面紐の長さをきちんと揃えること!
一級は剣道をまだ始めたばっかりの人が受けることが多いので、紐が特にほどけやすく、念入りにチェックしてほしいです。
礼儀作法はお粗末にしない!相手に合わせて丁寧に!
剣道は「礼に始まり礼に終わる」武道です。
常に相手を敬う心を忘れずに!
変なところを審査中の稽古で打たれてムカついたとしても、そこはグッとこらえましょう!
ここで、地団駄踏んだりしたら間違いなく不合格です!
審査は基本に忠実に!
一級審査は初段を受ける資格があるかどうかを判断するための審査です。
なので、道場なり学校の部活動なりで先生に教わったとおり稽古をすることができていれば、落ちることはまずないです。
大きな声を出してしっかりと打ち込む!
打ち終わったあとも気を抜かない!
切り返しは大きく丁寧に!
くれぐれも自己流の打ち方はしない!
何度も言いますが、とにかく教わったとおり、基本に忠実にやっていれば、大丈夫です!
木刀による形は間違えてもやり直せば大丈夫!
間違いは誰にでもあります!
形の審査中にもし間違えてしまったら、審査員に申告してからしっかりとやり直しましょう!
うやむやにしたまま、形を進めてしまうことの方がよっぽど悪影響です!
これら4点を押さえれば、きっと一級の一発合格は間違いなしです!
そして、合格して初段の昇段審査にスムーズに進めるようになれるといいですね!
それでも、やっぱり絶対に合格できるっていう確信がまだ持てないあなた!!!
じゃあ、プロの意見を聞いちゃいましょう!!!
なんと!!!
世界選手権覇者で教士八段の香田郡秀先生に直接アドバイスをもらえちゃいます!!!
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その他の先生の意見も聞きたいあなたはこちらもチェック!!!
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