でも、やり方忘れちゃったよ……
どうしよう???
それだったら対策が楽なのに……
これから剣道二段の筆記試験に取り組もうとしているあなた!
準備はしっかり出来ていますか???
不安に思っている人もいるかもしれません。
でも、大丈夫!!!
この記事を読めば、学科試験対策は完璧です!!!
私自身も全日本剣道連盟のサイトを見ながら、学科試験の対策をしました。
それで無事に合格できています!
というわけで、今回は筆記試験で注意することのおさらい、それと二段で出題されそうな問題例と解答例についてお伝えします!
Contents
筆記試験(学科試験)で注意することは?これを読んで思い出そう!
さて、二段審査でも筆記試験(学科試験)があることはすでにお伝えしました。
おそらく、こんなこと思ってる人もいると思います。
なので、初段の筆記試験(学科試験)のときにお伝えした、書くときの注意点をおさらいします!
そもそも、筆記試験(学科試験)は当日問題に答える形式とレポートを提出する形式と2つありましたよね?
そのどちらでも、問題例と解答例が全日本剣道連盟のサイトに載ってることもお伝えしました。
ここでまず1つ目の注意点です。
解答例を丸写しにしない!
丸写しにすると筆記試験(学科試験)だけ不合格になる可能性があります。
こういう疑問が湧いてくると思いますが、
ここで注意点の2つ目です。
自分の稽古での考え方や体験を踏まえて書く!
全日本剣道連盟のサイトに載っている解答例を参考にして、自分なりのアレンジを加える必要があります。
次に注意点の3つ目。
解答用紙の8割は埋めるようにする!
解答用紙の空欄部分があまりに多いと、これも筆記試験(学科試験)だけ不合格になる可能性があります。
ちなみに、行数をかせごうとして、あまりにも大きい字で書くような行為もNGです!
最後に注意点の4つ目。
誤字脱字には注意する!
あくまでも筆記試験なので、誤字脱字は減点対象です。提出する前にもう一度あなたの解答を確認するようにしましょう!
これら4点が筆記試験(学科試験)で注意すべきことです。
書き方は思い出せましたか?
なお、何度もお伝えしていますが、筆記試験(学科試験)の内容も実技審査と同様に、各地方代表団体によって違っています。
あなたが所属している剣道連盟に確認するようにしてください!
筆記試験での書き方の注意点にしたがって、合格できる解答を作成しよう!
二段審査の筆記試験!問題例と解答例をお伝えします!
さきほど筆記試験(学科試験)の注意点をおさらいしました。
今度はあなたの力でいよいよ取り組むことになります。
ここでは、二段審査で出題されそうな問題例と解答例をピックアップします。
必ずしもこの問題が出る、というのはないので、あくまで参考にと思ってください。
「剣道の理念」について述べなさい
剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である。
「稽古で心がけなければならないこと」について述べなさい
稽古という言葉には、先人の教えについて工夫・研究し考えるという意味が含まれている。
また、「鍛錬」「練磨」という鍛錬的な意味や「修錬」「修行」という修養的な意味もある。
これらの意味をふまえたうえで、稽古で心がけなければならないことは、以下の点である。
- 大きな目標や研究心を持って取り組む
- 礼儀作法を重んじる
- 稽古後は反省をして、工夫・研究をする努力を怠らない
- 安全面に留意する
- 仕掛けてく技を積極的に使って稽古をする
「気剣体一致」について述べなさい
主に打突動作に関する教えである。
気とは気力、剣とは竹刀操作、体とは体勢と体さばきのことを指す。
これらがタイミングよく調和がとれ、一体となって働くことで有効打突になりうる。
「有効打突」について述べなさい
有効打突とは、十分な気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部位で打突部位を刃筋正しく打突し、残心がとれているものをいう。
気剣体の一致が有効打突の条件だが、それ以外に、打突の強弱、手の内のさえ、体のさばきなどの要素が加わり、総合的に見て有効打突であるかどうか判断される。
「目付け」について説明しなさい
良い姿勢を維持するための目の役割とともに、相手の動きを見て有利な体勢を維持したり、相手の変化に対応するための目の働きのことをいう。
基本的には相手の目を見て、身体全体を見れるように気を配る。
目付けには4種類ある。
- 遠山の目付け(紅葉の目付け):一点を凝視するのではなく、遠い山を見るように、相手の全体を見る
- 二つの目付け:特に相手の剣先と拳に注目する
- 脇目付け(帯矩の目付け):相手の帯(腰)あたりに注目して、相手と視線を合わせないようにする
- 観見二つの目付け:宮本武蔵のいう、心を見る「観の目」を強く働かせ、現象を見る「見の目」を弱く働かせ、現象に惑わされないようにする
「三殺法」について説明しなさい
相手を制する手立てとして、相手の剣、技、気の三つを封する。
- 剣を殺す:相手の剣を押さえ、払うなどして相手の剣の働きを制する
- 技を殺す:先手先手と攻め、相手に技を出させる隙を与えない
- 気を殺す:気力で相手を圧倒し、相手が攻撃しようとする機先を制する
「打突の好機」について説明しなさい
- 相手の動作の起こり頭(出ばな)
- 技の尽きたところ(動作や技が終わったところ)
- 居ついたところ(心身の緊張がゆるんだところ、気持ちで圧倒されたとき)
- 引きはな(退くところ)
- 受け止めたところ(受け止めたところ以外に隙が生じる)
- 息を深く吸うところ(息を吸うときは相手の動作が止まる)
「打ち込み稽古と掛かり稽古の違い」について述べなさい
打ち込み稽古は、元立ちの与える打突部位を捉えていくなかで、打突の基本的な技術を学んでいく稽古法である。
一方で、掛かり稽古は、積極的に相手を攻め崩して打突の機会をつくり、短時間のうちに気力、体力の限りを尽くして打ち込んでいく稽古法である。
「一眼二足三胆四力」について説明しなさい
剣道を修行するうえで重要なことを伝える、古人の教えである。
第一に相手を見る目、第二に足さばき、第三に胆力、第四に力が大切だという教えのこと。
- 一眼:相手と対峙したときは、相手の思考や動作を見破る力(洞察力)が最も重要である。
- 二足:初心者ほど手で打ってしまい、足が伴わないものである。剣道は足で打つのが基本であり、足が伴わない剣道は嫌われている。
- 三胆:胆力のことで、相手を一刀両断する勇気と決断力が大切である。
- 四力:力は思い切った技、およびその技を発揮するための体力や筋力などの身体能力のことである。
上記以外の問題例と解答例はこちらを参考にしてみてください!
解答例を参考にして、あなたオリジナルの解答を作成しよう!
いかがだったでしょうか?
今回は、昇段審査の筆記試験(学科試験)での書き方の注意点のおさらいと二段審査で出題されそうな問題例と解答例について書きました。
実際に取り組むのは2回目で、前回からは少し時間が空いています。
なので、あなた自身の剣道に対する考え方や経験をより具体的に書くことができるようになっていると思います。
ぜひ、筆記試験の解答に盛り込んで、審査員をうならせるような解答をつくってみましょう!
そうすれば、筆記試験での合格は間違いありません!!!