初段に合格したあなた!

合格おめでとうございます!

初段の次はもちろん、二段を受けることになります。

 

二段を受けるには「初段合格後1年経過していること」が条件でしたよね?

つまり、初段に合格してから少し時間が空くわけです。

 

そこで、この記事では、昇段審査で気を付けることのおさらいと二段審査の内容についてお伝えします。

剣道二段の昇段審査!実技審査の内容と気を付けることをお伝えします!

これから二段の昇段試験に挑戦しようとしているあなた!

 

初段審査と同じ感じで受ければ大丈夫!

 

こんなふうに思っていませんか?

もしそうだとしたら、考えを改める必要があります!

 

私の経験からすると、二段から一定の割合で不合格になる人が出てきます。

中学の部活の仲間で、初段の時は全員合格でしたが、二段の時に不合格になった人がいます。

 

何がいけなかったのでしょうか?

 

昇段審査のときに気を付けることとしては、初段審査と基本的には同じです。

 

  1. 防具の着装はしっかりと!
  2. 礼儀作法はお粗末にしない!相手に合わせて丁寧に!
  3. 稽古は基本に忠実に!

 

これら3つのことは、どの昇段審査にも共通しています。

 

ただ、不合格になった人たちの剣道を見て、何がいけなかったのかを考えると、

「3.稽古は基本に忠実に!」

が出来ていなかったように思えます。

 

不合格になった人たちに共通していたことは2点です。

 

  1. 技を打ち込むときに変なクセがついてしまっている
  2. 打突部位に技を打ち込めていない

 

その人たちは、技を打つときに「気剣体の一致」がおろそかになっていたことが大きな特徴でした。

「気剣体の一致」というのは、打ち込みのときの気勢と竹刀の剣筋、有効打突になる打ち込みの正しい姿勢のすべてができていることを指します。

 

簡単に言ってしまえば、自己流の打ち方が初段を合格してからついてしまって、抜けなくなってしまっていたのです。

 

いくら自分にとっては打ちやすいからといっても、正しい打ち方ができていなければ、何度昇段審査に挑んでも結果は同じになってしまいます。

たとえ、そのやり方で試合に勝っていてもです。

 

もしかしたら、変なクセがついちゃってるんじゃないかな?

 

そう思っている人は、審査前に先生に確認してもらうようにしましょう

なるべく早めがいいです!

クセを直すのはけっこう大変なんです!

自分もそうでした。

でも、早いうちから先生に指摘されていたので、注意して稽古することで直すことができました。

 

お前は試合にはめっぽう弱いけど、綺麗な剣道をするよな~

 

こんなことをよく言われるようになるまでになれたのですが、なんとも複雑な気持ち……

 

 

ちなみに、二段審査の内容も各地域によって異なっているので、初段審査と同様にあなた自身が所属する地方代表団体に確認しましょう!

 

私が所属する剣道連盟での二段審査の内容は、

  • 切り返し1回
  • 地稽古2回
  • 日本剣道形1~5本目
  • 学科試験(レポート形式)

こんな感じになっています。

二段審査は初段審査と同じじゃない!

剣道の基本は押さえつつ、より1本を意識した動きをしよう!

日本剣道形4本目、5本目のやり方とコツは?

実技審査の内容は、各地方代表団体によって異なるという話は以前からしているとおりです。

そのなかで、日本剣道形はどの地域でも審査でやることになります。

 

1本目~3本目は初段でやりましたよね?

ここでは、新しく加わった4本目、5本目について解説したいと思います。

 

言葉では分からない部分を、動画を見て確認してもらえればと思います。

何度も練習してスムーズにできるようになりましょう!

日本剣道形4本目

打太刀八相の構え仕太刀脇構えになり互いにやや小さめの歩幅で左足から間合いに進む

互いに間合いに接したとき、打太刀は機を見て八相の構えから左諸手上段、同様に仕太刀はすかさず脇構えから左諸手上段になる

互いに右足を踏み出すと同時に、十分な気勢で相手の正面に打ち込み、切り結んで相打ちになる

鎬を削るようにして自然に相中段になり、打太刀は機を見て刃先を少し仕太刀の左に向け、右足を進めると同時に、仕太刀の右肺を突く

仕太刀左足を左前に、右足は後ろに引きつけて、同時に大きく巻き返して打太刀の正面を打つ

打太刀左足から、仕太刀右足から、十分に残心を示しながら元の位置に戻る

 

日本剣道形5本目

打太刀諸手左上段仕太刀は剣先を左拳につけ中段になり、打太刀は左足から、仕太刀は右足から、互いに間合いに進む

打太刀は機を見て右足を踏み出すと同時に、仕太刀の正面に打ち込む

仕太刀左足から下がりながら、刀の鎬で打太刀の刀をすり上げて、右足を踏み出して打太刀の正面を打つ

仕太刀右足を引きながら諸手左上段に振りかぶって残心を示す

打太刀剣先を中段につけ始めるので、同時に仕太刀左足を引いて剣先を中段に下ろし相中段になる

打太刀左足から、仕太刀右足から、小さく3歩で刀を抜き合わせた位置に戻る

 

八相の構え:左諸手上段からそのまま右肩のあたりまで右拳を下ろした形、鍔は口の位置で口から拳1つ離す構え方

脇構え:右足を後ろにして左半身になり、刀は右脇に剣先は後ろに刃先は右斜め下に向ける形、刀身が相手から見えないようにする構え方

相中段:互いに中段の構えになること

 

 

いかがだったでしょうか?

今回は二段審査の内容と日本剣道形4本目、5本目について書きました。

 

初段審査とは違い、二段審査はより実戦的なものになってきます。

初段に合格してから二段を受審するまでの間でたくさんの経験をすると思います。

 

その期間で、あなたの剣道に対して何かしらの進歩があったと思います。

 

その進歩を審査で発揮できるよう、二段の合格に向けて、ぜひ稽古に励んでください!

 

 

それでも、やっぱり絶対に合格できるっていう確信がまだ持てないあなた!!!

じゃあ、プロの意見を聞いちゃいましょう!!!

なんと!!!

世界選手権覇者教士八段香田郡秀先生直接アドバイスをもらえちゃいます!!!

 

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