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稽古の内容

剣道に筋肉はいらない?そんな疑問に徹底的に向き合います!

剣道やってたら、なんか腕の筋肉ついた気がする!

腕が太くなったわ!!!

自分の腕に惚れちゃうよ!!!

でも、筋肉って剣道にそんなに必要なのかな?

 

剣道やってたらなんか肩幅広くなってきちゃった……

オシャレしづらいから嫌だなぁ……

出来れば筋肉つけたくないなぁ……

 

こんなこと思ってる人いませんか???

実際に私も剣道やってたら、腕回りが太くなり、胸板が厚くなり、なんかムキムキ?になっちゃいました……

こうなると、問題になってくることがあるんです!

 

 

じゃあ、その問題とは何か?

 

そりゃ服装選びですよ!!!

 

普通のサイズだと、腕回りや肩幅がキツくてギチギチになっちゃうんです……

スーツとワイシャツを仕立てるときは特にヤバかった……

私は身長が160cmあるかないかくらいなんですが、その身長の人に合わせたモノは、全部入らなかったということがありました。

 

 

そんな感じだと、オシャレに敏感な人にとっては死活問題ですよね???

 

できればそんなに筋肉をつけずに剣道したい!

 

でも、実際に剣道するのに筋肉は鍛える必要ないんでしょうか?

 

今回はそんな疑問を深掘りしてみたいと思います!

剣道でつかう筋肉ってどこだろう?

まずは、剣道で鍛えがちな筋肉の部位のご紹介から!!!

肩まわり

相手に自分の刃を速く到達させるには、やっぱり竹刀を速く振る必要がありますよね?

そのためには、肩を使って腕に力を伝えつつ、竹刀を速く振り下ろすことが大切です!

 

腕の力だけで振ろうとすると、どうしても力任せの打ちになっちゃいます……

そうすると、打ちに伸びがなくなって、1本になりにくくなります。

 

今、絶対相手より速く自分の竹刀打ててたよな?

なんで審判1本取ってくんないんだよ!

 

こんなこと思った人いるんじゃないでしょうか?

それはきっと、力が入りすぎて打ちに伸びがなかったからです。

竹刀が面金にガシャガシャ当たることが多い人は、この傾向が強いです。

 

竹刀の物打ちを相手の面にねじ込むためには、力の伝え方を気にしてみるといいですよ!

そのためには、やっぱり腕の筋肉も大事なんですが、肩まわりの筋肉か大事になってきます。

 

タイミングがバッチリで、相手の打突部位も確実にとらえてるのに、1本になりづらいなぁ

 

こう思ってる人、いるかもしれません。

こういう人は、おそらく、打突の力が弱かった(打突が軽かった)からだと思います。

力任せの打ちをするのはダメだけど、1本にするための力はそれなりに必要になっちゃうんです……

だから、腕の筋肉も少しでも鍛える必要はあるっていうことです。

 

インナーマッスル

これが何のために必要かと言われれば、

「姿勢をキレイに保つため!!!」

いわゆる、体幹を鍛えるってやつですね。

 

剣道は、正しい姿勢で打てていないと1本にならないことは知ってますよね???

だから、ちゃんとした姿勢、背筋ピーンの体勢を補助するには、インナーマッスルが欠かせないというわけです。

 

ちなみに、姿勢をキレイに保つために必要なんで、もちろん日常生活でも役に立ちます!

鍛えておいて損はないですね!

 

剣道において、脚力はそれなりに必要になります。

 

理由は至極単純明快!!!

「相手より速く打つために瞬発力が必要だから」

 

そのためには、脚のバネを活かす必要が出てきます。

そのときに、ふくらはぎの筋肉が大活躍するというわけです。

 

あとは、下半身に負荷をかけても怪我をしないようにするため、っていうこともあります。

 

 

今挙げた筋肉たちを鍛えるのに、私は高校時代には、いろんなトレーニングをしました。

 

ダンベルやったり

ベンチプレスで重さの競争をしたり

ラダートレーニングしたり

体幹トレーニングしたり

 

まぁ、大変でしたねー

 

筋トレのやり方については、別の記事で書いてるので、そちらでチェックしてみてください!

剣道の素振りで筋トレしよう!初心者でもできる筋トレ方法は? 何事も始めたばかりのころは、慣れていなくてヘトヘトになっちゃいますよね? 剣道も同じです。 ...

 

剣道に筋肉はいる?いらない?

先ほどは、剣道で必要な筋肉について触れました。

じゃあ、結局のところ、剣道するのに筋トレして筋力強化をする必要あるんでしょうか?

ムキムキになるまで筋トレしなくちゃダメなんでしょうか?

 

ここで、1つ疑問が浮かびませんか???

 

剣道で七段とか八段の先生っておじいちゃんが多いよな?

そんなに筋骨隆々な人は見たことないぞ?

どうなってるんだ???

 

そうなんです!

上の段位にいけばいくほど年齢が上がるのに、皆さんお強いのなんの!!!

明らかに、筋肉量やスピード、体力は若い私の方が勝ってるはずなのに、なんでなんでしょう???

 

私が道場の先生に言われることがあります。

その先生は、70歳間近の七段の先生なんですが、よくこう言っています。

 

もう「学生剣道」は卒業して「大人な剣道」をしなさい!

ずっしり構えて、身体を大きく見せないと!

 

これ、どういう意味だか分かりますか???

まさに、さっき浮かんだ疑問に直結するんです!

 

どういうことかというと、

「身体のうまい使い方を覚えなさい!」

ということなんです。

 

学生のうちは、スピードまかせの立ち回りや筋力まかせの打ちでもよかったんだけど、

(むしろ、そういうことが求められがちなんだけど……)

大人はそうもいかないでしょ???

 

体力・筋力ともに学生と比べたら劣ってくるんだから、いかに1本にする打ちにするかを考えるようになります。

そうなると、今までの打ちから、相手を打つタイミングの見極めだったり身体の使い方(重心の移動や体さばき)だったりの高度な話になってくるわけです。

まあ、その高度な話を習得するまでには、ながーい時間がかかるわけなんですけど……

 

それに、もちろん、最低限の筋力は必要ですからねー

 

私自身も前のように筋トレはゴリゴリにやってません!

素振りとエアロバイク漕いでるくらいですねー

 

つまり、剣道に筋肉は必要だけど、ムキムキになるまで鍛える必要はないっていうことです!!!

 

 

さて、今回は剣道に筋肉が必要か、について書きました。

 

学生のうちは、鍛えてることが一種のステータスみたいなところがあります。

だから、あなただけ鍛えないと、周りに劣っていっちゃうから、頑張って鍛える。

 

でも、そんなに無理して鍛える必要もないと思うんです。

あなた自身が目指す理想に合わせて、筋肉と向き合ってくれればいいかなぁ、そんなふうに思います。

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